IDが統一され、様々なクラウドサービスへの利便性が良くなり、学生が活発に活用するようになった!
東京未来大学
課題
- 導入したクラウドサービスへの利便性が悪く、
活用されないケースがあった。 - Office 365 ProPlusが利用できるようになったため
Microsoft 365と導入済みのGoogle Appsともに
ID認証連携をとる必要があった。
解決策
- Active Directory がIDの源泉となり連携先サービスは
Google AppsとMicrosoft 365 - クラウドメールの認証基盤に
SaaS型・ID管理サービス「SeiossLink」を導入。
効果
- 導入はわずか二週間という短期間で完了。
- 学生はSeciossLinkのポータル画面にログインし、
認証は学内のADで行えば、後は表示されたポータル画面の
アイコンをクリックするだけで、各サービスが簡単に利用できるようになった。
ID統合、システムサインオンを実現する
認証システムの導入が不可欠でした
東京未来大学では、数年前からクラウドサービスを積極的に導入、活用しており、学内システムの多くをクラウドサービスに置き換えていました。様々なサービスが提供できるようになる一方、サービス増加に伴って、IDやログインURLの数も増えていきました。
「IDが統一されていないため、学生にシステムの利用を促しても“このサービスのログインURLはここ、ログインするためのIDはこれを使ってください”と説明する必要がありました。このような状況では当然ながら利便性が悪く、せっかく導入したサービスがあまり活用されないケースも見受けられました。そのため、ID統合、シングルサインオンを実現する認証システムの導入を検討することになりました。また、以前から利用していた日本マイクロソフト社とのライセンス契約を変更したため、Office 365 ProPlusが利用できるようになったことを機に認証システム導入が本格化することになりました。」と東京未来大学 Eラーニング推進ユニット長 丸尾氏は語ります。
認証システムが低コストで導入でき、
ポータル画面が備わっていたのが決め手
当初、認証基盤はオンプレミスでの構築を考えており、大学のシステム運用を支援しているクレドスペース社に相談し製品選定、技術検証を行っていました。しかしながら、要件を満たす機能を利用するには通常とは違ったライセンスの購入が必要で、初期構築費が高く、導入にはかなり費用がかかることが分かりました。
そこでクレドスペース社が、要件を満たせるクラウドサービスを探したところSeciossLinkを見つけ、「このサービスであれば低価格で要件を満たせるのではと思い検討を開始しました。実際に検討を進めると、機能的にも要件を十分満たしており、低コストで導入出来ることが分かりました。ポータル画面が備わっていたのも決め手の1つですね。」とクレドスペース ITシステム課の持田氏は語ります。
SeciossLinkのポータル画面にログインし、
認証は学内のADのみ
今回のシステムではActive Directory がIDの源泉となり、連携先サービスはクラウドメールとして導入済みのGoogle AppsとOffice ProPlusのために導入したMicrosoft 365です。
学生はSeciossLinkのポータル画面にログインします。その際、認証は学内のADで行います。認証後、表示されたポータル画面のアイコンをクリックすると、(認証サーバで認証済みのため)各サービスのログイン後の画面が表示され利用開始できます。
短期で導入出来るのが大きなメリット
SeciossLinkの導入はわずか二週間で完了しました。「実際はAD構築(オンプレミス)のため、設定作業は待っていただいた期間があります。そのため、実質一週間程度で設定が完了したことになります。」と持田氏。「最初は本当にこのスケジュールで出来るのか、心配でしたが本当に終わりましたね。」と丸尾氏も語ります。クラウドサービスはオンプレミスでの構築と異なり、機器の調達等が一切必要ないため、短期間で導入出来るのが一つの大きなメリットです。
今後はEラーニングシステムも連携先に追加予定
最後に丸尾氏は次のように締めくくります。
「今回のプロジェクトで連携したサービスは2つですが、今後はEラーニングシステムも連携先に追加する予定です。東京未来大学では、積極的にクラウドサービスを活用していきますので、今後も連携先が増えると思います。その際、追加費用が無いのはありがたいですね。また現在、SeiossLink側から学内のディレクトリサーバに対してIDのプロビジョニングを行う機能を開発中とのことですのでリリースされたら是非、利用したいと考えています。」
セシオスは今後も
安心をしてご利用いただけるサービスを提供
今回の導入では特に大きな問題もなく、スムーズに導入が進みました。大学様の要件が明確で、必要な物(Microsoft 365のライセンス購入やドメイン取得、管理者アカウントの作成など)も事前にしっかり用意いただけた事、クレドスペース社が高い技術力を持った会社であった事が、成功の大きな要因であったと思っています。今後も長い間、安心して利用いただけるよう努めて行きたいと思います。
セシオスが選ばれた理由
- 認証システムが低コストで導入できること。
- ポータル画面が備わっていたから。
- 導入済みのGoogle Appsと新規導入のMicrosoft 365もID認証連携ができた。
お話を伺った方
Eラーニング推進ユニット長
丸尾 聡氏
ITシステム課
持田 隆浩氏
本社住所:埼玉県春日部市南1-17-12
設立:2004年5月18日
代表者:代表取締役 片倉雅彦
資本金:1,000万円(2007年7月現在)
株式会社クレドスペース
https://www.credospace.com/
※掲載内容は、記事公開の2021年10月時点のものです。