以前、最新版でも動作するSelenium IDEベースのアドオンである「Katalon Recorder」を
紹介したと思いますが、その応用編1としてコマンドの説明を行いたいと思います。
※以前の記事は、以下を参照
Firefoxアドオンを使った簡易自動テスト
※slinkdev.secioss.net環境を使ってサンプルを作成して説明しています。
※ブラウザはFirefoxを使います。
簡単ではありますが、よく利用しそうなコマンドを紹介します。
一般的なものなので、その他については自動登録機能を使って確認してください。
例は、slinkdev.secioss.net環境の管理画面を開いた場合
Command | Target | Value |
---|---|---|
open | https://slinkdev.secioss.net/seciossadmin/ |
例は、画面上「id=userid」のテキストボックスに値"user01"をセットしています。
Command | Target | Value |
---|---|---|
type | id=userid | user01 |
例は、画面上「id=checktest」のチェックボックスにチェックを入れます。
Command | Target | Value |
---|---|---|
check | id=checktest |
例は、画面上「id=checktest」のチェックボックスのチェックを外します。
Command | Target | Value |
---|---|---|
uncheck | id=checktest |
例は、画面上「id=selecttest」のセレクトボックスで無効を選択しています。
Command | Target | Value |
---|---|---|
select | id=selecttest | label=無効 |
例は、画面上「id=button」のボタンをクリックしています。
Command | Target | Value |
---|---|---|
click | id=button |
例は、画面上「id=useridarea」のタグに括られた中の文字列を"user01"か確認しています。
Command | Target | Value |
---|---|---|
verifyText | id=useridarea | user01 |
例は、画面上「id=userid」のテキストボックスに"user01"がセットされているか確認しています。
Command | Target | Value |
---|---|---|
verifyValue | id=userid | user01 |
例は、画面上「id=checktest」のチェックボックスがチェックされている事を確認しています。
Command | Target | Value |
---|---|---|
verifyValue | id=checktest | on |
例は、画面上「id=checktest」のチェックボックスがチェックされてない事を確認しています。
Command | Target | Value |
---|---|---|
verifyValue | id=checktest | off |
例は、画面上「id=selecttest」のセレクトボックスに"有効"と表示されているか確認しています。
Command | Target | Value |
---|---|---|
verifySelectedLabel | id=selecttest | 有効 |
例は、画面上「id=selecttest」のセレクトボックスでValueが"active"を選択しているか確認しています。
Command | Target | Value |
---|---|---|
verifyValue | id=selecttest | active |
例は、画面のスクリーンショットを「screenshot.png」として取得しています。
Command | Target | Value |
---|---|---|
captureEntirePageScreenshot | screenshot.png |
※サンプルは、UserIDという変数に"user01"という文字列をセットしています。
Command | Target | Value |
---|---|---|
store | user01 | UserID |
※サンプルは、CHKFLGという変数に「id=userid」のタグが存在するかチェックした結果をセットしています。
Command | Target | Value |
---|---|---|
storeElementPresent | id=userid | CHKFLG |
※サンプルは、COUNTという変数を1カウントアップさせています。
Command | Target | Value |
---|---|---|
storeEval | ${COUNT}+1 | COUNT |
※サンプルは、変数COUNTに格納された数値を3桁0詰めした文字列に変換し、別途strCOUNTにセットします。
Command | Target | Value |
---|---|---|
store | 15 | COUNT |
storeEval | ( '000' + ${COUNT} ).slice( -3 ) | strCOUNT |
変数は、TargetやValueで使用することが出来ます。
※サンプルは、画面上テキストボックス指す"id=userid"を変数「TagUserID」にセットし、"user01"を変数「UserID」にセットした後、実際に画面上テキストボックスに値をセットするような処理となっています。
Command | Target | Value |
---|---|---|
store | user01 | UserID |
store | id=userid | TagUserID |
type | ${TagUserID} | ${UserID} |
※サンプルは、COUNT変数の値を条件に当てはまった文字を画面の「id=userid」にセットしています。当てはまらなかった場合は"XXX"をセットしています。
Command | Target | Value |
---|---|---|
if | ${COUNT}==1 | |
type | id=userid | AAA |
elseif | ${COUNT}==2 | |
type | id=userid | BBB |
else | ||
type | id=userid | XXX |
※サンプルは、COUNT変数の値が5より小さい場合に繰り返して処理を行います。。
Command | Target | Value |
---|---|---|
store | 0 | COUNT |
while | ${COUNT}<5 | |
storeEval | ${COUNT}+1 | COUNT |
endWhile |
如何でしたでしょうか?
今回は、2回目の「Katalon Recorder」の紹介でしたので、よく使いそうな基本的なコマンドについて記載しました。次回はCSVファイルを使った説明など行えればと思います。
それではまた。